アドバイザリー・キャピタル(AC) in Japanese

This post is essentially the Japanese version, if not the translation, of what I wrote in the previous entry “More knowledge than money.”

ぼくはベンチャー・キャピタル業界のことを、ほとんど知らないので、こんなことを書くのも何なんですが(←だったら、書くなヨ!)。最近、米国のブロガーのStowe Boydによって提唱された、新しいビジネスモデルが アドバイザリー・キャピタル (AC)。 ようするに、ベンチャー・キャピタルがスタートアップ企業に資本を提供するとすれば、ACは資本でなく、アドバイスやコネクションを提供するというもの。 Web 2.0の時代には初期投下額がとても小さい、本来VCが出すほどの額(億単位)が必要ではなくなったというのが発端みたいです。資本は要らないが、従来 VCが持っていたようなノウハウとか人脈とか、そういうのは要るだろうと。だったら、スタートアップ企業は、そういう無形のアドバイスを資本(キャピ タル)の代わりにアドバイザリー・キャピタルとして受け入れて、将来のリターンをお返しするという方式。考え方自体はそんなに新しくもないらしいのです が、Jeff Jarvis も評価しています。きっと、考えが新しいということよりも、タイミングよくそういう方式の在り方を明確に宣言し、さらに、自分で手を上げたことが評価でき るのではないでしょうか?

Mark Cuban もいっているように、良いアイディアと優秀なスタッフがいれば、初期投資は数万円、月々メンテナンスに数千円でウェブサイトの運営が可能、グーグルだっ て射程距離に入ってしまうと。おそらく、del.icio.usとかflickrといった成功モデルがその類と思います。いまがチャンスということで しょうかね。

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